マエストロ(Maestro)は、
日本では2011年頃あたりから販売されるようになりました。
「ギター最大手ブランドのギブソンとイシバシ楽器がタッグを組み、本家ギブソンが認めたヘッドデザインでこのギターを実現。『多くの人が気軽にギターに触れ、ギターの楽しみを知ってもらいたい。』そんな思いが詰まった入門エレキギターの決定版」という宣伝文句があります。
ギブソンのコピーモデルでは「エピフォン」が有名でしたが、ギターのヘッドの形が本家ギブソンと違うというデメリットがありました。
しかしマエストロはヘッドまでも本家ギブソンと同じですので、ギブソンが高くて買えないという人に人気のギターになりました。
初心者セットも販売されており、2万円以下で買うことができるので初心者でも買いやすくなっています。
音も本家ギブソンがプロデュースしていることもあり、価格以上の音を出すことができ、ファットなロック・サウンドを楽しむことができます。
マエストロは1万円台でレスポールやSGが欲しい人におすすめのギターです。
マエストロのエレキギターラインナップ
マエストロには、
- Les Paul Standard
- SG Standerd
の二種類のギターがあります。
Les Paul Standard
SG Standerd
どちらも図太い音を鳴らすことができ、ロックな曲を弾くのに持ってこいのギターです。
ギターの形状からSG Standerdの方が弾きやすく、ギター自体がLes Paul Standardよりも軽いので、女性にはSG Standerdがおすすめです。
逆にLes Paul Standardは重たい分しっかりとした芯のある音を出すことができるので、男らしい力強い演奏をすることができます。
マエストロギターの詳細
ギターってよく形が似ているのが多いですよね。
メーカーが違うのにギターの形を真似するのは問題にならないのかと思う方もいると思いますが、ギターには「ギターのヘッドの部分を真似してはいけない」というルールがあるので、ヘッドのデザインが違っていれば問題ありません。
ギブソンの傘下のメーカーには「エピフォン」という初心者向けのギターを販売するメーカーがあり、昔からあることからこちらの方が知名度が高いです。
しかし、エピフォンはギブソンと同じヘッドの形にできないことから、「惜しいギター」という評価が多くみられます。
ところが、マエストロはギブソンが直接プロデュースしているのでヘッドがギブソンと全く同じです。
なのでギブソンのギターが欲しいけど高くて買えないという人でも、手軽な値段でギブソンと同じ形のギターを買うことができます。
値段は14,800円。
音は、この価格帯にしてはとてもいい音を出すことができ、ロックにふさわしい図太く芯のある音を出すことができます。
細かな点を見ていけばつくりが甘い箇所もありますが、この価格帯で考えるとほとんど気にならず、全体としてはかなりしっかりとつくられています。
入門用のギターでよくある「ネックの塗装がされていない」という問題もなく、しっかりと塗装されています。
以前までは入門用のレスポール・SGと言えばエピフォンでしたが、2011年の販売以降「マエストロ」が入門用のレスポール・SGの代表になりました。
ギター初心者でレスポール・SGが欲しいと言う場合はマエストロを選んで、まず間違いありません。